一酸化炭素中毒

大阪のビル火災で多くの方が亡くなってしまった。
死因は焼死ではなく、急性一酸化炭素中毒だという。
一酸化炭素中毒はなぜ起こるのか。

血液中で酸素を全身に運ぶ働きがあるヘモグロビンと呼ばれる物質がある。
通常は酸素と結びつくのだが、一酸化炭素は酸素よりも強くヘモグロビンと結びつく性質があり、一酸化炭素を吸い込むことで酸素が体に行き渡るのを妨げてしまうのだ。
空気中の一酸化炭素濃度がたったの1%に達する部屋に1, 2分いただけでお陀仏になってしまう。

一酸化炭素中毒はとても恐ろしい。
目に見えず、においもしない一酸化炭素を高濃度で吸った場合、あっという間に昏倒し死んでしまうのだから。

普段の生活では、給湯器やストーブを使うときには換気をするなどで防ぐことができるが、こんなテロみたいなことやられたらひとたまりもない。
最近無敵の人多すぎでは……?